巨人原監督のおい、東海大・菅野智之投手(3年=東海大相模)が先発&抑えでフル回転する。今夏日本で初開催する世界大学野球選手権(7月30日開幕、神宮ほか)の大学日本代表選考合宿最終日は21日、平塚球場で紅白戦を行い、代表22人が決定した。昨年までクローザーだった菅野は、一人二役に挑戦。早大・斎藤佑樹投手(4年=早実)は開幕投手の指名を受けた。中大・沢村拓一投手(4年=佐野日大)が背番号「18」を背負い、佛教大・大野雄大投手(4年=京都外大西)は落選した。

 3日間の紅白戦の大トリで初登板した東海大・菅野は、最速149キロで2回無失点に抑えた。大学選手権では慶大戦で17奪三振完封するなど先発の力を見せつけた。榎本保監督(54=近大)は「(先発、抑え)全部。フル回転してもらいたい」と期待。菅野は「(外国人は)速いボールや横の変化には対応してくる。縦の変化を使いたい」と対戦を思い描いた。