<東都大学野球:東洋大2-0中大>◇第6週初日◇14日◇神宮

 1回戦を行い、今秋ドラフトの目玉右腕、中大・沢村拓一投手(4年=佐野日大)が優勝を争うライバル東洋大に敗れた。日米14球団スカウトの前で、プロ志望届提出後初登板。最速155キロで2失点完投したが、打線の援護に恵まれなかった。

 2失点完投した沢村が、敗戦の責任を背負い込んだ。「勝負ごとは勝つか、負けるか。負けたのでそれがすべて」と言った。1回に155キロをマークしたが、先頭打者への四球を足がかりに1失点。最近7季中6季優勝する東洋大に対しては4勝0敗2完封と絶対の自信を持っていた。13日にプロ志望届を提出。「プロに入ってすぐ2ケタ勝つぐらいじゃないと意味がない。自分にふがいなさを感じる」と厳しい言葉を並べた。勝てば五分となる15日の2回戦も登板に備える考えを示した。