東都大学リーグ2部の立正大が「野村ID」で2季ぶりの1部復帰を目指す。14日、香川・高松市へ春季キャンプに出発。昨年まで社会人野球セガサミーで現役捕手だったOB、坂田精二郎新コーチ(36)が1月に就任。シダックス時代に99年日本選手権で優勝するなど、野村克也監督(当時)の愛弟子として育てられた。先月22日の同野球部OB会で恩師と再会し「円形脱毛症になるんじゃないかってくらい、考えることを教わった。観察力など、いいところを継承したい」と、母校にID野球を注入するつもりだ。春季リーグ前最後のオープン戦は、昨年まで所属していたセガサミーと対戦予定。「そこまでに底上げしたい。最低でも1部昇格、そこに居続けるのが目標です」。熱き新コーチが、野村イズムで常勝軍団を目指す。