ともに春夏通じて初優勝を懸けた対戦で敦賀気比(福井)が3-1で東海大四(北海道)に競り勝ち、北陸に初めて紫紺の大優勝旗をもたらした。東海大四は北海道勢として初の春制覇はならなかった。

 1回に1点の先制を許した敦賀気比は、その裏に山本が同点打を放った。エース平沼が踏ん張り、準決勝で2打席連続満塁本塁打の松本が8回に左翼ポール際へ2ランを放って勝ち越した。東海大四は後半の好機を生かせず、右腕大沢が手痛い一発を浴びた。

 決勝は雨のため当初の予定より約1時間遅れの午後1時28分に始まった。選抜大会での北海道勢と福井勢の対戦は初めてだった。