秀才軍団が、6点を追う9回に10四死球をもらい、わずか1安打で8点を奪って逆転勝ちした。

 勝ち越しの押し出し四球を選んだ海城(東東京)の4番遠藤大地内野手(3年)はガッツポーズを決め「先頭がフォアボールで出た時に、何かある雰囲気になった」と喜んだ。昨年は部員5人中、4人が東大に進学。理系の遠藤も東大志望で「もう1回神宮でできるならやってみたい」と東大野球部を希望する。平日の練習は2時間で、現在は人工芝の張り替え工事中。試合前日は校舎内で軽い運動しかできなかった。明日6日から期末試験が始まるが「今日はさすがに勉強しません」と喜びをかみしめた。