4年ぶりの甲子園を目指した習志野が2年前に続き、決勝で敗れた。

 初回、2死走者なしから安打と四球で一、二塁の好機をつくり、5番八木佑馬内野手(3年)が先制の右前適時打。初戦から7試合連続で、初回に得点を挙げた。4、7回にも1点ずつ奪った。

 しかし3-0の7回裏、1回途中から無失点で抑えてきた2番手深田慶太郎投手(3年)が崩れ、1点差に迫られた。1死一塁から尾形康平投手(3年)が3番手として登板したが、2四死球と2本の長打で4失点。この回3人の投手をつぎ込むも流れを断ち切れず、7点を失った。

 小林徹監督(53)は「7回は守りに入ってしまい、自分たちで相手に流れを渡してしまった。個の力が足りなかった。これからは選手それぞれが自分の特徴を見極めていくことが必要」と淡々と語った。