甲子園出場を目指し18日に沖縄大会が開幕。49地方大会のスケジュール、展望などは以下の通り。(組み合わせが決まり次第随時更新)


北北海道=97

【大会期間】 6月26~7月21日

【展望】

2年連続夏甲子園を目指す白樺学園は、春季北海道大会でも4強と実績十分の優勝候補。続くチームは混戦模様で、江陵はプロ注目150キロ左腕古谷優人(3年)の出来が左右し、昨年準優勝の旭川実、稚内大谷もまとまりがあり、投打がかみ合えば有力


南北海道=115

【大会期間】 6月26~7月22日

【展望】

本命不在の大混戦。センバツ出場の札幌第一はエース上出の出来が鍵。左右の好投手2枚を擁する駒大苫小牧は、打線の奮起で9年ぶりの甲子園が見えてくる。昨秋から北海道大会2季連続準優勝の北海道栄、昨夏南北海道大会準Vの北照も戦力では引けを取らない


青森=65

【大会期間】 7月7~7月20日

【展望】

ともにセンバツ出場の八戸学院光星と青森山田が双璧。光星は打線が強力、青森山田は堅い守りで接戦に強い。春の県大会で青森山田を破った八戸工大一、同じく光星を破った弘前学院聖愛、同優勝の八戸西も有力。五所川原工、弘前東、大湊、青森北も要注意だ

【シード校】

第1シード=八戸西、第2シード=弘前学院聖愛、第3シード=八戸工大一、第4シード=五所川原工、第5シード=八戸商、黒石商、五所川原実、大湊


秋田=47

【大会期間】 7月12~7月23日

【展望】

本命不在の戦国模様。今春の4強に昨夏4強はいない。昨秋から連続4強の能代、同8強の秋田中央、能代松陽、大館鳳鳴の公立4校が安定。明桜も強力打線で7年ぶりの私学優勝を狙う。春の地区予選初戦で敗れた昨夏Vの秋田商や古豪・秋田も侮れない

【シード校】

第1シード=能代、第2シード=明桜、第3シード=秋田中央、第4シード=大曲工、第5シード=大館鳳鳴、第6シード=横手、第7シード=能代松陽、第8シード=大館国際情報学院


岩手=68

【大会期間】 7月8~7月21日

【展望】

私学3強の構図は今年も変わりそうにない。昨夏代表の花巻東、2年連続で春の県大会を制した一関学院、強力打線の盛岡大付が抜けている。今春のセンバツに出場した釜石は、エース右腕岩間大投手(3年)の踏ん張り次第で春夏連続出場が見えてくる

【シード校】

第1シード=一関学院、第2シード=花巻東、第3シード=盛岡大付、第4シード=一関工、第5シード=釜石商工、千厩、高田、花巻南


山形=49

【大会期間】 7月8~7月21日

【展望】

2季連続県大会優勝中の酒田南が本命。プロ志望の4番石垣雅海主将(3年)に注目が集まる。エースで4番の有方琢真投手(3年)擁する春準優勝の東海大山形が続く。強力打線の日大山形は投手陣次第。公立勢では山形中央、山形南、新庄北が面白い

【シード校】

第1シード=酒田南、第2シード=東海大山形、第3シード=九里学園、第4シード=鶴岡東、第5シード=山形中央、第6シード=新庄北、第7シード=山形南、新庄東


宮城=72

【大会期間】 7月9~7月28日

【展望】

春の東北大会覇者の東北、春の県大会優勝の東陵、昨夏代表の仙台育英の3強が抜けている。いずれも高い投手力を誇り、大崩れは考えにくい。公立勢では春の地区大会で東北を負かした仙台商に注目が集まる。柴田、利府、石巻も力がある

【シード校】

第1シード=東陵、第2シード=東北、第3シード=仙台育英、第4シード=柴田、第5シード=富谷、仙台商、仙台三、東北学院榴ケ岡


福島=78

【大会期間】 7月8~7月24日

【展望】

10連覇を狙う聖光学院の懸念材料は投手陣。エース左腕鈴木拓人投手(3年)の調子がカギを握る。3年連続決勝で聖光に敗れている日大東北、強打の学法石川が続く。公立勢では春の県大会準決勝で聖光に勝った磐城、10年ぶりの出場を狙う光南が有力

【シード校】

第1シード=聖光学院、第2シード=光南、第3シード=学法石川、第4シード=磐城、第5シード=日大東北、第6シード=福島商、第7シード=いわき光洋、第8シード=小高工


栃木=63

【大会期間】 7月9~7月24日

【展望】

エース佐藤良亮(3年)を擁し秋春連続で関東大会進出の文星芸大付がリード。県初の夏6連覇を狙う作新学院、2枚の速球派投手がいる青藍泰斗が追う。昨秋Vの白鴎大足利、俊足の五十幡(いそばた)亮汰内野手(3年)を擁する佐野日大なども注目

【シード校】

文星芸大付、作新学院、矢板中央、真岡工、栃木、栃木工、国学院栃木、青藍泰斗


群馬=65

【大会期間】 7月9~7月27日

【展望】

3連覇を狙う高崎健康福祉大高崎と今春関東大会を制した前橋育英が中心となりそうだ。主将で4番も務める嶋田翔捕手(3年)が中心の樹徳、エース岡本を擁する伊勢崎清明などが追う。選抜出場校の桐生第一はノーシードからの巻き返しを目指す

【シード校】

第1シード=前橋育英、第2シード=高崎健康福祉大高崎、第3シード=前橋工、前橋、第4シード=桐生商、樹徳、伊勢崎清明、高崎経大付


茨城=100

【大会期間】 7月7~7月26日

【展望】

秋春を連覇した常総学院は選手層が厚く1歩リードだが、昨夏Vの霞ケ浦も総合力は高い。春準Vの石岡一、春4強の水戸商、昨夏準Vの日立一はいずれも右腕エースの出来がカギ。藤代、明秀学園日立、つくば秀英もプロ注目選手の活躍次第で頂点も

【シード校】

第1シード=常総学院、第2シード=霞ケ浦、第3シード=石岡一、第4シード=水戸商、第5シード=藤代、第6シード=取手松陽、第7シード=太田一、第8シード=日立一、第9シード=常磐大高、第10シード=土浦日大


埼玉=158

【大会期間】 7月9~7月26日

【展望】

昨秋、今春と県連覇の浦和学院、最速145キロ左腕の高橋昂也投手(3年)擁する花咲徳栄が優勢。春日部共栄、山村学園、聖望学園など私立勢はどこまで食い下がれるか。公立王国と言われてきた埼玉だけに、上尾、松山など公立校の躍進にも期待がかかる

【シード校】

第1シード=浦和学院、花咲徳栄、第2シード=山村学園、上尾、第3シード=聖望学園、春日部東、西武学園文理、春日部共栄 第4シード=正智深谷、ふじみ野、川越工、大宮東、桶川、大宮西、越ケ谷、南稜


千葉=170

【大会期間】 7月12~7月25日

【展望】

春季県大会を制覇し、最速153キロ右腕の島孝明(3年)擁する東海大市原望洋と、今春センバツ8強の木更津総合が有力。順当にいけば、両校は準々決勝で対戦する。今春準Vの千葉黎明、連覇を狙う専大松戸が続く。成田、千葉経大付など、今年も群雄割拠の戦国千葉だ

【シード校】

Aシード=成田、東海大市原望洋、千葉黎明、千葉経大付、Bシード=東京学館浦安、千葉明徳、木更津総合、松戸国際、Cシード=国分、千葉敬愛、中央学院、市船橋、東金、専大松戸、西武台千葉、八千代松陰

最速153キロ右腕、東海大市原望洋・島孝明
最速153キロ右腕、東海大市原望洋・島孝明

東東京=137

【大会期間】 7月3~7月28日

【展望】

関東第一が3季連続の甲子園を狙う。オコエ(楽天)のようなスターはいないが、勝負強さは健在だ。プロ注目左腕の大江竜聖(3年)を擁する二松学舎大付、強打の帝京が続く。大会屈指の好投手・関根智輝(3年)のいる城東、東亜学園なども侮れない

【シード校】

第1シード=関東第一、第2シード=二松学舎大付、第3シード=東亜学園、第4シード=帝京、城東、岩倉、第5シード=修徳、日本ウェルネス、江戸川


西東京=128

【大会期間】 7月2~7月27日

【展望】

本命不在の大混戦だ。春4強の東海大菅生は、エースで中軸を担う伊藤壮汰(3年)をはじめ投打ともレベルが高い。日大三は強打が武器。清宮を擁する早実、日大鶴ケ丘などノーシードの有力校も頂点を狙う。日野、昭和、小平など都立勢の躍進も十分だ

【シード校】

第1シード=東海大菅生、第2シード=八王子学園八王子、第3シード=日大三、聖パウロ学園、創価、東大和、日野

高校通算50号本塁打を放った早実・清宮を報じる日刊スポーツ
高校通算50号本塁打を放った早実・清宮を報じる日刊スポーツ

神奈川=188

【大会期間】 7月10~30日

【展望】

エース藤平尚真投手(3年)を擁し、今春関東大会準優勝の横浜が本命。アンダースローで春は4番も務めた中川颯投手(3年)中心の桐光学園、昨夏甲子園を制し3連覇を狙う東海大相模などが追う。ノーシードの好カードでは横浜商大高と横浜創学館が初戦でぶつかる

【シード校】

第1シード=横浜、日大高、慶応、藤沢翔陵、第2シード=東海大相模、桐蔭学園、横浜隼人、桐光学園、第3シード=藤嶺藤沢、川崎北、平塚学園、武相、弥栄、菅、光明学園相模原、大師

横浜・藤平尚真投手(5月1日撮影)
横浜・藤平尚真投手(5月1日撮影)

山梨=36

【大会期間】 7月9~7月24日

【展望】

6季連続で県制覇中の東海大甲府が中心。過去3度甲子園を経験している最速146キロ右腕・菊地大輝(3年)、制球力抜群の松葉行人(3年)の投手2枚看板は強力。対抗は、個々の潜在能力が高い日本航空。春4強の山梨学院、都留が続く

【シード校】

Aシード=東海大甲府、都留、日本航空、山梨学院、Bシード=日川、日大明誠、甲府工、富士学苑


静岡=112

【大会期間】 7月9~7月26日

【展望】

春の東海大会を制した常葉学園橘はエース谷脇亮介(3年)が安定感抜群。3連覇目指す静岡と優勝争いの中心となりそうだ。強打の常葉学園菊川、投打バランスがいい日大三島、県最速148キロ右腕の横尾蓮太(3年)の静清も有力

【シード校】

日大三島、三島南、掛川西、静岡、東海大静岡翔洋、浜松修学舎、静清、常葉学園橘


愛知=190

【大会期間】 7月9~7月29日

【展望】

今春センバツに出場した最速146キロ右腕・藤嶋健人投手(3年)擁する東邦と昨夏覇者の中京大中京が軸。春の県大会を制した打線が売りの享栄が後を追う。公立では140キロ超え右腕・葛山大介投手(3年)が引っ張る千種に期待がかかる

【シード校】

東邦、愛産大三河、享栄、中京大中京、愛知、愛知啓成、千種、大府


岐阜=68

【大会期間】 7月9~7月28日

【展望】

春の東海大会準Vの県岐阜商は村橋主晟(かずあき)投手(3年)を軸に走攻守にハイレベル。大砲今井順之助内野手(3年)を擁する中京に、大垣日大も地力がある。昨夏Vの岐阜城北と美濃加茂は投手力があり市岐阜商、大垣工、岐阜第一なども有力

【シード校】

第1シード=県岐阜商、美濃加茂、大垣日大、中京、第2シード=長良、市岐阜商、関商工、大垣商


三重=63

【大会期間】 7月15~7月27日

【展望】

春夏連続出場を狙ういなべ総合学園が頭1つ出る。投手陣は復活した渡辺啓五投手(2年)を筆頭に層が厚く、打線は機動力もある。春の県準V、津田学園は中軸の破壊力が脅威。宇治山田商は本格派右腕として宮原大樹投手(2年)が力をつけてきた

【シード校】

第1シード=いなべ総合学園、第2シード=津田学園、第3シード=三重、第4シード=海星


長野=84

【大会期間】 7月9~7月24日

【展望】

本命不在の中、春季県大会で初優勝を飾った松本第一、昨年覇者の上田西が1歩リードする。松本第一は投打で安定。上田西は、昨夏からのエース草海光貴(3年)の出来が鍵を握る。投手陣の層が厚い佐久長聖、好打者ぞろい松商学園も侮れない

【シード校】

第1シード=松本第一、第2シード=松商学園、第3シード=上田西、第4シード=長野日大、第5シード=佐久長聖、第6シード=長野商、第7シード=松本深志、第8シード=岡谷南


新潟=86

【大会期間】 7月8~7月24日

【展望】

本命不在の中、春季県大会覇者の新潟明訓が投打にまとまりを見せる。昨秋の優勝校日本文理、同準優勝の村上桜ケ丘、今春の県大会ベスト4の長岡大手が同ブロックに入り激戦区。北越、糸魚川、帝京長岡など好投手を擁するチームも優勝戦線に絡む力がある

【シード校】

第1シード=新潟明訓、第2シード=北越、第3シード=長岡大手、第4シード=長岡工、第5シード=新津、新発田南、加茂暁星、帝京長岡、第6シード=開志学園、長岡商、巻、新潟県央工、見附、糸魚川、五泉、中越


富山=47

【大会期間】 7月16~7月27日

【展望】

春優勝の富山第一が最有力か。最速144キロのエース中津原元輝投手(3年)が安定。追う高岡商は堀内卓哉捕手(3年)が攻守の要。滑川は打線が売り。一昨年の代表、富山商も侮れない。投手力がある富山国際大付、砺波工も注目

【シード校】

第1シード=高岡商、富山第一、第2シード=富山、滑川、第3シード=富山商、南砺福野、富山国際大付、砺波工


石川=50

【大会期間】 7月14~7月26日

【展望】

春の北信越王者、星稜と遊学館がリードする。星稜は、191センチ、92キロの体格と長打力などで「松井2世」と注目の寺西建外野手(2年)が軸に座る打線が強み。遊学館は昨夏甲子園16強の経験者が残る。日本航空石川の打田雷樹(3年)も期待の好投手だ

【シード校】

第1シード=星稜、遊学館、北陸学院、金沢商、第2シード=小松明峰、金沢西、金沢、石川工


福井=30

【大会期間】 7月16~7月26日

【展望】

センバツ出場校の敦賀気比と福井工大福井が軸になる。敦賀気比は林中勇輝内野手(3年)という支柱の存在が強み。春の県を制した福井工大福井は北村進太郎内野手(3年)ら打線に勢いがある。春の県4強の啓新は投手層の厚さで2強に迫る

【シード校】

第1シード=福井工大福井、第2シード=敦賀気比、第3シード=啓新、第4シード=美方


滋賀=52

【大会期間】 7月9~7月26日

【展望】

センバツ8強の滋賀学園、北大津、近江が優勝候補に挙がる。滋賀学園は、2年生エースの神村月光(ひかり)を馬越大地内野手(3年)ら、切れ目のない打線が支える。北大津も、攻撃力が強み。近江はエース京山将弥(3年)の投球が注目される

【シード校】

光泉、草津東、北大津、近江兄弟社


京都=79

【大会期間】 7月9~7月23日

【展望】

選抜大会で史上2校目の春夏通算100勝に王手をかけた龍谷大平安がリードする。エース市岡奏馬(3年)を軸に投打のバランスは全国レベル。対抗は春の府王者で強肩の石原彪捕手(3年)を擁する京都翔英か。福知山成美も優勝候補の一角を占める

【シード校】

日星、塔南、宮津、龍谷大平安、京都外大西、京都翔英、京都国際、京都広学館


大阪=177

【大会期間】 7月9~7月30日

【展望】

履正社と大阪桐蔭が軸になる。春の近畿王者、履正社は今秋ドラフトの目玉、エース寺島成輝(3年)に続いて山口裕次郎(3年)も力をつけた。投手層は厚い。2年ぶりの代表を狙う大阪桐蔭は、腰痛に苦しんだエース高山優希(3年)の復調がカギになる

【シード校】

ノーシード制

5月、春季近畿地区大会大阪府予選、準決勝の汎愛戦で力投する履正社・寺島
5月、春季近畿地区大会大阪府予選、準決勝の汎愛戦で力投する履正社・寺島

兵庫=162

【大会期間】 7月9~7月28日

【展望】

好投手がひしめく激戦の大会になる。センバツ8強の明石商は吉高壮(3年)山崎伊織(3年)が健在。神戸国際大付や報徳学園、育英も複数の好投手をそろえる。140キロ台後半の速球を持つ須磨翔風・才木浩人投手(3年)も注目の右腕だ

【シード校】

第1シード=姫路南、三田松聖、滝川、報徳学園、長田、東洋大姫路、村野工、社、明石商、神港学園、県伊丹、北条、育英、加古川東、神戸国際大付、市川、第2シード=東播磨、尼崎西、西宮南、豊岡、市尼崎、西宮今津、尼崎双星、須磨学園、高砂、飾磨工、夢野台、小野、川西北陵、兵庫商、姫路工、白陵


奈良=41

【大会期間】 7月10~7月28日

【展望】

甲子園春夏連覇を目指す智弁学園が筆頭候補に挙がる。全国屈指の安定感を誇るエース村上頌樹(3年)を、どのチームが攻略できるか。昨夏王者の天理は漆原舜外野手(3年)らの打力に期待。3季ぶりの出場を狙う奈良大付などが追う

【シード校】

奈良大付、天理、智弁学園、関西中央

高松商対智弁学園 村上のサヨナラ打で初優勝を決め歓喜する智弁学園ナイン
高松商対智弁学園 村上のサヨナラ打で初優勝を決め歓喜する智弁学園ナイン

和歌山=39

【大会期間】 7月13~7月28日

【展望】

連覇を狙う智弁和歌山が1歩リードする。エースの故障離脱などで大会途中までは戦力整備に苦しんだが、高垣鋭次内野手(3年)らを軸に近畿4強入り。赤羽陸(3年)ら好投手のそろう市和歌山、攻守にスキのない日高高中津分校も優勝候補に挙がる

【シード校】

日高中津、有田中央、紀央館、智弁和歌山


岡山=59

【大会期間】 7月10~7月25日

【展望】

今秋ドラフト上位候補の高田萌生投手(3年)を擁する創志学園が筆頭候補にあがる。高田は選抜大会で150キロ超の速球、スライダーが注目された。好投手をそろえる関西などが追う。岡山理大付・立花海都外野手(3年)の打撃にも注目

【シード校】

Aシード=倉敷工、おかやま山陽、玉島商、関西、Bシード=創志学園、岡山学芸館、玉野光南、倉敷商


広島=92

【大会期間】 7月9~7月26日

【展望】

プロ注目の左腕堀瑞輝投手(3年)擁する広島新庄が08年広陵以来の連覇を狙う。昨秋中国大会ベスト4の如水館、春の中国王者・崇徳、広陵の4強が候補筆頭か。昨秋県優勝の広島国際学院や盈進なども4校を追い、混戦が予想される

【シード校】

第1シード=如水館、崇徳、第2シード=広陵、広島商、第3シード=尾道商、大竹、西条農、広島新庄


鳥取=25

【大会期間】 7月16~7月27日

【展望】

3季連続県王者で夏連覇を目指す鳥取城北がリードする。昨夏の甲子園を経験した4番・垣内祥平内野手(3年)が打線をけん引。投手陣も層は厚い。今春県4強の境も、打力ではひけを取らない。攻守にバランスの取れた鳥取西も8年ぶりの代表を狙う

【シード校】

鳥取城北、境、鳥取西、倉吉東


島根=39

【大会期間】 7月13~7月24日

【展望】

春夏連続出場を目指す開星が、筆頭候補に挙がる。最速147キロ右腕のエース吉川貴大(3年)を軸に投手陣が充実。吉川は今春センバツは八戸学院光星(青森)の集中打を浴びて初戦敗退も、甲子園で自己最速を更新した。昨夏の経験者が残る大社が追う

【シード校】

第1シード=開星、第2シード=大社、第3シード=益田東、第4シード=大東


山口=59

【大会期間】 7月15~7月28日

【展望】

昨秋、今春の県王者で、春の中国大会2位の早鞆が優勝候補。頭1つ抜け出している。センバツ出場の南陽工や宇部鴻城、柳井の各地区シード勢にもチャンスはある。打力のある宇部商、昨夏の経験者が多い高川学園も侮れない存在だ

【シード校】

第1シード=南陽工、早鞆、宇部鴻城、柳井、第2シード=山口、岩国、防府、下関商


徳島=31

【大会期間】 7月9~7月26日

【展望】

最強時代の池田も果たせなかった5連覇に、鳴門が挑む。エース河野竜生(3年)は球威があり、攻略しづらい好左腕。打力を誇る城南、投手層の厚い生光学園、完投能力の高いエース紀本幸太郎(3年)を擁する富岡西も候補。池田、徳島商、新野が追う

【シード校】

第1シード=鳴門、第2シード=城南、第3シード=生光学園、第4シード=富岡西


香川=40

【大会期間】 7月9~7月24日

【展望】

高松商が大会をリードする。エース浦大輝(3年)米麦圭造内野手(3年)らを軸にしたチーム力は、昨秋明治神宮大会優勝、今春のセンバツ準優勝で証明された。21世紀枠でセンバツに出場した小豆島はバッテリーがカギ。春の県1位、大手前高松が追う

【シード校】

第1シード=大手前高松、第2シード=小豆島、第3シード=志度、第4シード=高松商


愛媛=60

【大会期間】 7月13~7月27日

【展望】

春の四国準優勝の川之江、春の県4強の済美が代表を争う。川之江はエース糸川亮太(3年)の安定感、済美は鍛えられたチーム力が強み。新田、今治西も優勝をうかがう。松山聖陵の長身エース、アドゥワ誠(3年)の投球も注目だ

【シード校】

第1シード=川之江、第2シード=済美、第3シード=新田、第4シード=今治西


高知=29

【大会期間】 7月16~7月26日

【展望】

明徳義塾が大会7連覇を目指す。甲子園経験者の古賀優大捕手(3年)を要に守備が安定し、投手陣も多彩。対抗は7年ぶりの代表を狙う高知か。5年連続決勝で惜敗の悔しさもバネになる。室戸のエース安岡将妥(しょうた=3年)の投球も注目される

【シード校】

第1シード=明徳義塾、第2シード=高知、第3シード=土佐、第4シード=高知商


福岡=134

【大会期間】 7月9~7月30日

【展望】

春の九州王者でプロ注目の浜地真澄投手(3年)擁する福岡大大濠、同準Vの西日本短大付が軸。投手力のある九産大九州、150キロ超のプロ注目右腕・梅野雄吾(3年)のいる九州産、公立校の小倉、東筑、夏3連覇を目指す九州国際大付も地力あり

【シード校】

飯塚、福岡大大濠、希望が丘、祐誠、東筑、福岡工大城東、門司学園、九州産、小倉、沖学園、常磐、九産大九州、九州国際大付、西日本短大付、自由ケ丘、久留米商

九州大会で鹿児島実戦に登板した九州産・梅野雄吾(撮影・菊川光一)
九州大会で鹿児島実戦に登板した九州産・梅野雄吾(撮影・菊川光一)

佐賀=41

【大会期間】 7月9~7月24日

【展望】

パンチ力のあるプロ注目の野中翔太捕手(3年)を中心に打力で勝る佐賀商と、池田智浩投手(3年)はじめ好投手がそろい、夏V2を目指す龍谷の2強。神埼清明、鹿島実も地力がある。佐賀学園、鹿島、伊万里、早稲田佐賀も上位をうかがう

【シード校】

佐賀商、鹿島実、神埼清明、龍谷


大分=45

【大会期間】 7月6~7月23日

【展望】

混戦模様。第1シードで打力のある鶴崎工、投手陣に期待の臼杵が軸だが、第2シードで昨夏の甲子園経験者が多く残る明豊をはじめ、大分、大分工、情報科学、藤蔭、佐伯鶴城にもチャンスはある。元プロの定岡智秋監督率いる柳ケ浦にも注目が集まる。

【シード校】

第1シード=鶴崎工、臼杵、第2シード=明豊、大分、第3シード=藤蔭、佐伯鶴城、大分工、情報科学


長崎=57

【大会期間】 7月8~7月24日

【展望】

強打者ぞろいでセンバツ8強の海星が優勝候補。投手力のある長崎商と清峰、打力のある創成館、長崎総合科学大付、長崎日大も侮れない。佐世保工はプロ注目右腕、野元浩輝投手(3年)の出来が鍵を握る。波佐見の俊足強肩、平野弘陽外野手(3年)も注目

【シード校】

海星、創成館、大村工、長崎日大、長崎総合科学大付、清峰、波佐見、長崎商


熊本=63

【大会期間】 7月10~7月25日

【展望】

甲子園春夏連続出場を目指す秀岳館が優勝候補。打力のある九鬼隆平捕手(3年)も注目される。対抗は夏V2を目指す九州学院。東海大熊本星翔、文徳にも力はある。4月の震災後、公式戦2大会が中止。夏に向けて実戦勘を取り戻せるかが鍵を握る

【シード校】

第1シード=秀岳館、第2シード=九州学院、第3シード=東海大熊本星翔、第4シード=文徳、第5シード=有明、城北、必由館、千原台


宮崎=48

【大会期間】 7月9~7月23日

【展望】

春夏連続出場を目指す日南学園が第1シード。強打者の木村天響(たかなり)捕手(3年)擁する第2シードの富島にも初Vのチャンスあり。都城はプロ注目の山本由伸投手(3年)の出来が鍵を握る。鵬翔、宮崎工、都城工もチャンスをうかがう

【シード校】

日南学園、富島、日向学院、宮崎工、鵬翔、都城、都城工、聖心ウルスラ学院


鹿児島=73

【大会期間】 7月2~7月18日

【展望】

鹿児島実は綿屋樹内野手(3年)が中心となる強力打線が看板。3季連続出場を目指す。3年ぶりVを目指す樟南は投手力で立ちはだかる。打力のある神村学園、鹿児島城西もチャンスを狙う。れいめいの速球派右腕、太田龍投手(3年)にも注目だ

【シード校】

鹿児島実、加治木、れいめい、鹿児島城西、神村学園、大島、鹿屋中央、樟南


沖縄=63

【大会期間】 6月18~7月17日

【展望】

春の九州大会4強の糸満が本命だが、実力伯仲の混戦模様。シード校の豊見城、美来工科、沖縄尚学をはじめ、昨夏王者の興南、嘉手納、八重山にもチャンスはある。石川はプロ注目のタイシンガー・ブランドン大河投手(3年)の打力が鍵を握る

【シード校】

糸満、美来工科、沖縄尚学、豊見城