高校野球の練習試合が8日に解禁され、大阪桐蔭は兵庫・西宮市内で関西学院(兵庫)と対戦し、11-0で圧勝した。

 仲間の思いも背負って、センバツに挑む。正捕手を務めていた岩本久重(2年)が2月末練習中に左手有鉤(ゆうこう)骨を骨折した。代わって、この日捕手を務めたのが福井章吾主将(2年)。約1年ぶりにかぶるマスクで「最初は違和感があったけど、だいぶ感覚を戻せてきた」と、先発した徳山壮磨投手を9回3安打無失点の好投に導いた。

 副将を務める岩本とは寮で同部屋。「あいつの気持ちを一番理解してやろうという気持ち」と思いを背負って春へ臨む。