日本高校野球連盟は1日、大阪市内で全国理事会を開き、野球部員が強制わいせつ容疑で逮捕された桐生一(群馬)の全国高校野球選手権大会への出場を認めることを決めた。

 会議では逮捕されたのは部員1人で、部活動とは直接関係のない時間帯、場所で行われており、同校の高橋昇校長からは他の部員の事件への関与はなかったとの電話連絡が1日にあったことなどが報告された。これを受けて日本高野連は、近年の部員の個人的な非行の取り扱いの方針に沿い、同校の出場を認めた。

 また同校に対して、関係者が被害女性と家族に早急に謝罪すること、教職員と生徒が一体となりこの種の事件再発防止に努めることの要望書を脇村春夫会長名で出した。

 桐生一は、7日の大会6日目第1試合で金沢(石川)と対戦する。