花巻東(岩手)の最速155キロ左腕、菊池雄星投手(3年)が進路表明のデッドラインを国内ドラフト(29日)3日前の26日に定めた。日米20球団との会談終了から一夜明けた21日、花巻市内の同校で、流石裕之部長が「早くて24日。遅くても26日までには結論を出したい」と説明した。23日は花巻市市民栄誉賞の授賞式など学校行事がある。24~26日の3日間のいずれかで記者会見を行い、国内志望を表明する見込みだ。

 まずは佐々木洋監督(34)と菊池が話し合い、最終的に両親を交えて会談を行う。流石部長は「ご両親からはお任せすると言われている。昨日(20日)は話をしていないので、監督の意見、気持ちもあるし、それを聞きながら、最終的には菊池が判断することになる」と見通しを示した。

 会見日時は決まり次第、前日までに公表する予定だ。日米20球団との会談を終えた菊池は「周りの方の意見も参考にしないといけない。1度だけの人生だから、最終的には自分自身で悔いが残らないように決めたい」と話している。