野球ファンにとって月曜は特別な日。先週を振り返って、今週に思いをはせる。識者に回顧と展望を聞いた。パ・リーグ編は平石洋介氏(46=日刊スポーツ評論家)。セ本拠地でもパの攻勢は続くか。
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交流戦は今年もパ・リーグが優勢となっている。下馬評が高かったソフトバンク、日本ハムは開幕から思うようにいかないことも多く、今年はどうなるのかと思っていた。2カードを終えただけなので、まだ分からないが、やっぱり今年もパ・リーグという感じになっている。
西武は交流戦に入っても投打のバランスの良さが揺るがない。投手力が安定し、打線はつながる。オリックスは一時期苦しんでいた打線が上向いてきており、勝ち試合をものにできている。ソフトバンクは5月31日の広島戦で徐若熙が6回無失点で2勝目。テンポが非常に良かった。以前はいい球を投げても点を取られる試合が続いていた。ファームでの再調整をへて結果を出した。きっかけになれば大きい。日本ハムは徐々に落ち着いて戦えるようになったし、ロッテは粘り強く戦えている。結果、各チームはこの1週間で2~4つ勝ち越した。
唯一、楽天だけ6連敗で、文字どおりリーグで“1人負け”となってしまった。他の5チームが勝っているだけに、差は開く一方。もともとAクラス争いができるだけの戦力はあると思う。とにかく粘って欲しい。
今週も交流戦が続くが、先週と違うのは2カードともセ・リーグの本拠地で行われるということ。DH制がない。もちろん、毎年やっていることなので、パのどのチームもDH制なしの戦い方は分かっている。それでも、いつもとは違う神経を使うのは間違いない。打席に入る投手だけではない。前後のバッターにもかかわってくるし、ベンチワークも重要。例えば、1点ビハインドの展開で投手に打席が回った場合、続投か、代打か。私自身、監督時代、継投のタイミングは非常に悩んだものだ。DH制より投手交代が早まる可能性はある。その違いが交流戦の難しさでもあり、楽しさでもある。今年で最後となるDH制のない試合を、ファンの方も含めて楽しんでもらいたい。
パの各チームは、いつもと勝手が異なるこの1週間が大事になる。楽天をのぞけば各チーム、なかなか負けない。自分のところだけ置いていかれると苦しくなる。シーズンで1カードずつしかない対戦で、いかに勝ち越しを重ねていくか、見届けたい。(日刊スポーツ評論家)




