<練習試合:創価8-2山形中央>◇10日◇東京・創価高グラウンド

 21世紀枠でセンバツ(21日開幕=甲子園)に初出場する山形中央が、対外試合解禁後初の試合を行った。創価(西東京)を相手に敗戦。だが先発した左腕エース横山雄哉(1年)は、5回3安打1失点(自責0)と危なげないピッチングで試合をつくった。初めて4番に座った小山尚哉右翼手(1年)も4打数2安打2打点と結果を出した。

 約5カ月ぶりの実戦にも落ち着いたマウンドさばきだった。得点圏にランナーを置いても冷静に打たせて取る。4回1死三塁では、自慢の制球力で相手4番に内野ゴロを打たせ、5番からは見逃し三振。ピンチも横山は無失点でしのいだ。

 09年秋の東北大会準々決勝、秋田商戦(0-1)以来の実戦登板だった。約2週間前の岐阜合宿中に「最初の練習試合は、お前だから」と庄司秀幸監督(33)に言われ、自己管理を徹底してきた。「創価戦で良いピッチングをナインに見せ、チームの機運を上げたかった」と紅白戦は、あえて投げずに調整してきた。

 庄司監督は「あいつの場合いろいろ言わなくても自己管理ができる子。思ったより、よく投げてくれた」と高評価。だが横山の表情は引き締まったままだ。許した3安打はスライダー2球とカーブ1球。変化球に課題を残し「満足はしていません」と話した。

 大差での敗戦にも庄司監督は「7割の満足度です」と納得の表情だ。最大の要因はエースの安定感。試合後、11日の小山西(栃木)戦に向け宇都宮入り。好投の横山も、車中ではポジションごとのミーティングを、みっちりこなした。【三須一紀】