野球ファンにとって月曜は特別な日。先週を振り返って、今週に思いをはせる。識者に回顧と展望を聞いた。パ・リーグ編は平石洋介氏(46=日刊スポーツ評論家)。交流戦に入り、パ各球団が勝利を積み上げている中、苦しむのは楽天。試合内容よりも見逃せないことがあった。
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先週は西武、ソフトバンク、日本ハムの3チームが1敗しかしなかった。いい戦いを続けている。
西武は一時期より打線が落ちては来ているが、しぶとく得点しており、相変わらず投手陣が頑張っている。バランスの良さは一番だ。6日の中日戦では延長11回2死満塁でピックオフプレーを成功させ、一塁走者を牽制(けんせい)で刺した。西武のお家芸が出た。
ソフトバンクは木村光、ヘルナンデス、オスナ、松本裕、杉山と後ろが固まってきた。先発が試合をつくれば勝つ形ができている。野手は中堅、ベテランだけでなく、正木、庄子、広瀬隆ら若手も頑張っている。
日本ハムはレイエスがいいだけに、後ろの打者を誰にするかがカギ。あとはミスをどれだけ減らせるか。ここから上がっていきそうだ。
ロッテは粘り強く戦っている。問題はオリックスと楽天。両チームとも劇的な負け試合があった。
オリックスは長嶋さんの一周忌だった3日の巨人戦で丸に逆転満塁本塁打を打たれた。そこから引き分けを挟み連敗が続いている。一時期復調していた打線が点を取れない。ここ数年、とにかく故障者が多過ぎる。とはいえ、まだ勝率5割を維持しているだけに、粘っておきたい。
最後に楽天。先々週の6連敗を止めてせっかく2連勝しておきながら、4日のDeNA戦で7点リードをひっくり返された。昨年から指摘してきたことだが、継投の早さがかなりリリーフ陣の負担につながっていると思う。
もっと見逃せないことがあった。8回に猛攻を受け投手交代となった間、佐藤が右翼の守備位置で座り込んでしまった。あってはならない姿で論外だ。同時にチームの現状を表している。ベンチの首脳陣も、他の選手も、誰も佐藤の姿に気が付かなかったのか? その場ですぐ注意できなかったのか? 佐藤はソフトバンクでも同じことをしたのか? 私ならあの姿を見た時点で即交代すると断言できる。相手と戦う上で、あんな姿を絶対に許してはいけない。佐藤には期待しているし、変わって欲しいからこそ、厳しく言わせてもらう。佐藤も、チームも、重く受け止めて欲しい。
交流戦で優勝したからといってペナント争いに何か加点があるわけではない。それでも、優勝に越したことがないのはもちろんだ。可能性が残るチームはモチベーションにもなる。ラスト1週間に注目したい。(日刊スポーツ評論家)




