第84回選抜高校野球(3月21日開幕、甲子園)の出場校が27日、大阪市内で開かれた選抜選考委員会で決定した。

 昨秋の関東大会ベスト8で“当落線上”だった横浜(神奈川)が、関東・東京6校目に滑り込み、3季連続甲子園出場を決めた。渡辺元智監督(67)は「昨年は震災で準備不足だった。今年は見ている人が素晴らしいプレーだった、と感じてくれる野球をやりたい」と意気込んだ。

 エース右腕、柳裕也(2年)の復活が明るい材料だ。昨秋の関東大会準々決勝(対作新学院)でバントを試みた際、右手人さし指の爪をはがしてしまった。オフは走り込みの日々が続いたが、肩の筋肉を落とさないようカーブとチェンジアップを人さし指を使わずに投げたところ、球種が4種類に増えたという。「握りを変えて球の変化が変わってきた。自分自身も楽しみ。最低でも2勝はしたい」とケガの功名を口にした。渡辺監督の甲子園通算勝利数も節目の50勝まであと2勝だ。渡辺監督は「それは考えていない」と言うが、孝行息子たちが節目の白星をプレゼントしてくれそうだ。