<春季高校野球北海道大会:札幌龍谷学園4-1小樽水産>◇28日◇1回戦◇札幌円山
札幌龍谷学園が小樽水産を破り、3季通じて全道初勝利となった。
札幌龍谷学園ナインは記念すべき1勝に、一塁側スタンドの全校応援約900人と校歌を斉唱した。歌い終わると、スタンドに駆け寄り、選手もスタンドも笑顔がはじけた。男女共学化の98年に創部以来、初の全道勝利。寺西直貴監督(41)は「ホッとしました。みんな良くやってくれました」と感無量の表情だった。
右腕エースの蓑田広一(3年)が力を発揮した。4回に1失点したが、小樽水産打線を散発5安打、11三振を奪った。「1勝が目標でしたのでうれしい。9回は力が湧いてきました」と喜んだ。3季通じて道大会初出場だった昨秋は、初戦で旭川工にはね返された。全公式戦5試合を1人で投げ抜いたが、全道1勝は悲願だった。この春は4月上旬に左肩を痛め出遅れたが、札幌光星との地区代表決定戦で5安打完封と復調し、その勢いを持ち込んだ。
札幌女が共学化となり、99年夏の地区初戦で1-19の5回コールド負けだったデビュー戦から、全道1勝にたどり着いた。それでも寺西監督は喜ぶナインをベンチに集め、今日29日の練習メニューを指示した。次の女満別戦に向け「浮かれすぎては困る。(相手投手が)二階堂君か前田君か分かりませんが、対策です」と1勝には満足していなかった。

