トミー・ジョン手術から復活を目指す、23年ドラフト1位の阪神下村海翔投手(24)が2軍ソフトバンク戦(筑後)に先発し、自己最長の5回を投げきった。初回に3ランを浴びるも、抜群の修正力を披露。順調に段階を踏み、1軍デビューも見えてきた。
前回5日のオリックス戦(SGL)から中6日。初回、2死一塁で4番山川にカットボールを右中間へ運ばれた。続く秋広に151キロ直球を右翼へ3ラン。ソフトバンクの重量打線に4連打を食らった。
それでも2回以降は最速152キロの直球に、カットボール、カーブ、フォークなど多彩な球種で翻弄(ほんろう)。わずか1安打で二塁を踏ませなかった。73球を投じ、5安打3失点。平田2軍監督は「予定通り。2回からしっかり立て直してきてるもん。さすがだなというところを見せてくれたよな」。山川ら1軍クラスの打者との対戦に「立ち上がりのいい勉強になったと思うよ。順風満帆にいくんじゃなく、いろんなことを経験していってね」と今後への期待を込めた。
打っては「9番DH」でプロ初打席へ。3回、内角低めを三塁へ痛烈な打球。快足を飛ばして敵失を誘った。非凡な打撃センスと、50メートル5秒9の俊足を披露。これには指揮官も「いい当たりやで。代走でも使えるんじゃないかって。やっぱりいいものを持っとるよ」と絶賛した。
右ひじ手術から2年半。5月22日のオリックス戦(SGL)でデビューし、5日は3回無失点。この日は5回までイニングを伸ばした。完全復活へ着実に歩みを進めている。【村松万里子】



