<高校野球春季北海道大会:函館大有斗10-1稚内大谷>◇29日◇1回戦◇札幌円山
昨春優勝の函館大有斗は稚内大谷に7回コールドで快勝した。
春連覇を狙う函館大有斗に頼もしい男が出現した。稚内大谷戦で公式戦初先発の寺田椋亮(りょうすけ)左翼手(3年)が3回、1点を勝ち越した後、走者一掃の左中間二塁打で一気に流れを引き寄せた。「スライダーを狙っていました。監督の期待に応えたかった」と喜んだ。
代打要員からの抜てきだった。函館地区4試合のうち2試合に代打から出場(3打数1安打)。最近の練習での好調さが認められ、スタメン起用された。2安打3打点、四球も含め3度出塁と立派に仕事を果たした。全般的に辛口だった片口伸之監督(32)は「寺田の3点が大きかった。ああいう打球を打ってほしい」と褒めた。
背番号は昨秋と同じ12だが、力はグンと伸びた。監督のアドバイスで、打席では球種を決めて待つようにした。練習試合で結果が出るようになり、代打起用が増えた。
昨春は優勝したナインをスタンドから応援した。今年は同じグラウンドでプレーができる喜びをフルスイングに込める。「次の試合も出番があれば1点でも多く取りたい」。180センチ、86キロのガッチリとした寺田が、昨春Vメンバーが7人残るチームに新しいパワーを注入した。

