<高校野球秋季静岡大会:浜松修学舎6-2磐田東>◇23日◇準々決勝◇清水庵原球場

 浜松修学舎が終盤の逆転劇で初の4強入りを果たした。1-2と1点を追う6回の攻撃前に藤原英祐監督(36)がハッパを掛けた。「キクガワは逆転するぞ。お前らも逆転しろ」。ともに勝ち上がれば準決勝で対戦する常葉菊川がリードされているというアナウンスの直後だった。3安打を放ち同点とすると、続く7回に4番の森田匠(1年)が決勝打を放つなど一気に磐田東を突き放した。

 お家芸ともいえる終盤の集中打。2得点の水江崇太主将(2年)は「相手投手がへばったところで打てている」と話した。投げてもエースの小林祐揮(2年)が地区大会から1人で投げ抜いてきた。次は初の東海大会をかけて常葉菊川と対戦する。小林は「ロースコアに持ち込めたら」と話し、水江も「公式戦でやれるとは楽しみ」と笑顔だった。【加納慎也】