東海大相模一二三がオール完投Vへ意欲
<センバツ高校野球:組み合せ抽選会>◇13日◇大阪・オーバルホール
今秋ドラフト1位候補の東海大相模(神奈川)一二三(ひふみ)慎太投手(3年)が、5試合連続完投での優勝に意欲を燃やした。第82回選抜高校野球大会(21日から12日間、甲子園)の組み合わせ抽選会が行われた。00年以来の優勝を目指す東海大相模は5日目第3試合で九州大会4強の自由ケ丘(福岡)と対戦。一二三が頂点までの力投を誓った。
一二三の標的が定まった。初戦の相手は自由ケ丘。珍名「一二三姓」の由来、父義則さんの故郷・熊本と同じ九州地区代表だ。「(福岡は)行ったこともないです」と苦笑いしながら「何も分からないし、全力でぶつかっていくだけ」と気を引き締めた。
00年以来の優勝へ、決勝までは5試合。まずは初戦突破に集中するが、志は高い。「キャプテンとして、完投は当たり前だと思っている」と全試合完投に意欲を燃やす。00年優勝時はエース筑川(現ホンダ)が5試合のうち4試合に完投した。先輩たちが日本一に輝いた当時のDVDを見て、気持ちも高まっている。昨秋の関東大会は4試合連続完投で優勝に導くなど、公式戦14試合で12完投。「平成の鉄腕」として、先輩超えとなる5戦連続は夢物語ではない。
勝つためにスピードへの意識は封印する。現在の最速は149キロで、センバツ最速153キロ更新への最短距離にいる。「スピードを出しても勝たないと意味がない。(球場表示は)見ません」と宣言。スピードガンではなく、相手打者に集中する考えだ。
14日に決起集会を行い、16日に大阪入りする。「甲子園に行くだけじゃ満足できない。結果を出さないといけない」と徐々に本番モードに突入する。初戦は大会5日目。「調整とかじゃない。うまくなるチャンスがあるということ」と貪欲(どんよく)に1歩上のレベルを目指していく。【前田祐輔】
[2010年3月14日9時7分 紙面から]
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