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本庄一ブラジル留学生で頂点
- 優勝を決め胴上げされる本庄一・氏原主将(撮影・鈴木正人)
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本庄一Vへの足跡 1回戦 4-0 秩父 2回戦 5-2 越谷総合技術 3回戦 9-5 草加南 4回戦 2-1 正智深谷 準々決勝 4-1 春日部共栄 準決勝 3-1 熊谷商 決勝 4-3 上尾
<高校野球北埼玉大会:本庄一4-3上尾>◇7月25日◇決勝
本庄一が春夏を通じて初の甲子園切符をつかんだ。1年生4番の田村和麻中堅手が3打点の大暴れ、留学生コンビも奮闘して粘る上尾を振り切った。
勝利の瞬間、本庄一の選手全員がマウンドに集まり人さし指を突き上げた。8、9回と続いたピンチを切り抜けてつかんだ初優勝。その喜びを爆発させた。最終回1死一、二塁。マウンドで苦しむブラジル人留学生の伊藤ディエゴ投手(2年)には内野陣がこう声をかけた。「同点まではOKだよ。みんな後ろで守るから、どんどんストライク投げていけ」。併殺崩れで1点は失ったものの、最後の打者を左飛に仕留めて1点差で逃げ切った。
創部15年目、チーム一丸となってつかんだ甲子園だった。06年の4強、07年の準優勝と着実に前進し、ついに頂点に立った。3年生の先発は2人だけの若いチームだが、7人が昨夏の決勝戦を経験し、悔しさを糧に成長してきた。須長三郎監督(51)は「試合に出ていない3年生が盛り上げてくれたおかげ」と話し、自身は23年ぶり(85年春、秀明監督で出場)の晴れ舞台出場を喜んだ。
メンバー唯一の1年生、田村和麻外野手も優勝に貢献していた。4番として5打数4安打3打点。3回1死満塁で、外角直球を左翼線に二塁打して先制の2点をたたき出した。「絶対自分が返してやると思って打席に入りました」。昨夏を知らない選手まで先輩に引っ張られ、勝利に向かうチームの輪に加わった。
日替わりでヒーローが生まれてきた陰には、2人のブラジル人留学生の存在がある。奥田ペドロ内野手(2年)は脳腫瘍と闘う母ローザさん(55)を故郷に残しプレーする。そんな姿にナインは「自分たちも負けていられない」と発奮してきた。本庄一は甲子園でもチーム一丸となって、相手に挑みかかる。
[2008年7月26日 紙面から]
◆本庄一 1925年(大14)に塩原裁縫女学校として創立の私立校。93年(平5)から共学になり現校名に。生徒数は1427人(女子は707人)。野球部は94年(平6)創部。07年夏の県大会準優勝が最高。部員は76人。主なOBには磯﨑浩美(女子サッカー)ら。所在地は本庄市仁手1789。高階良雄校長(57)。
北埼玉大会
優勝 | 参加校 | 組み合わせ表 | 春季大会優勝校 | 昨夏代表校 |
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本庄一 (初出場) |
78校 | ダウンロード[PDF] |
市川越 | 浦和学院 |
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