レンジャーズのダルビッシュ有投手(28)の飼い犬を世話していた米国人男性が5月31日までに、飼い犬に顔をかまれてけがをした上、不当に解雇されたとして、同投手やマネジメント会社側に対する損害賠償請求訴訟をロサンゼルスの地裁に起こした。提訴は同27日付で、請求額は明示していない。マネジメント会社は「担当者が不在でコメントできない」としている。

 訴状によると、ロサンゼルス在住のアレキサンダー・ウィットマーさんは昨年8月、マネジメント会社にダルビッシュのペットの犬や鳥の世話などをするために雇われた。同9月に犬3頭のうち1頭がウィットマーさんに飛び付いて頬と唇をかみ、病院で治療を受けたとしている。その後、解雇されたウィットマーさんは雇用契約が不当に破棄されたと主張。飼い犬が以前にも人をかんだことがあるのを知りながら、ダルビッシュ投手が危険を避けるための必要な措置を講じなかったなどとして損害賠償を求めている。