メジャー初昇格したインディアンス村田透投手(30)が初登板初先発。3回1/3、69球を投げ2本塁打を含む4安打5失点(自責3)で敗戦投手となった。

 2回の2失点は2死無走者から二塁手の失策がきかっけと不運な面も。直球の最速は145キロ。ツーシーム、カットボール、チェンジアップ、スプリット、スローカーブなどを駆使しボールを動かした。2三振を奪ったが、甘い球は見逃してもらえず、ほろ苦いデビュー戦となった。

 村田は07年ドラフト1巡目で巨人入り。しかし1軍登板がないまま10年オフに戦力外となり米国へ。インディアンスとマイナー契約し今年で5年目。27日の雨天中止の影響でダブルヘッダーが組まれたため、急きょ2戦目の先発を任された。

 投球内容は以下の通り。

<1回>

1番マチャド 初球は143キロ直球が低めに外れボール。2-0から3球目138キロで二飛

2番パーメリー 初球140キロで中飛

3番パルデス 3-2から127キロのチェンジアップで左飛に仕留め3者凡退

<2回>

4番デービス 初球137キロのカットボールで二飛

5番ウィータース 2-2から142キロで二ゴロ

6番スナイダー 1-2から142キロで二ゴロに仕留めたかに思われたがエラー

7番ハーディー 2球目138キロを打たれ左中間二塁打、2死二、三塁

8番フラーティ 1-1から127キロのスプリットを打たれ右前適時打、2者生還。先制許す

9番ロー 3-2から138キロで遊飛

<3回>

1番マチャド 1-2から138キロのカットボールで見逃し三振。これがメジャー初奪三振

2番パーメリー 3-2からスライダーで空振り三振 

3番パルデス 1-2から142キロの内角カットボールでバットをへし折り投ゴロ、3者凡退

<4回>

4番デービス 3-1から138キロのカットボールがど真ん中に入り右翼席へソロ本塁打、メジャー初被弾で0-3

5番ウィータース 2-2から140キロのカットボールで一ゴロ

6番スナイダー 緩いカーブを2球続けたが106キロを右中間スタンドへ運ばれ2本目の被弾。0-4

ここで投手コーチがマウンドへ

7番ハーディー 3-2から137キロが低めに外れ四球

ここでフランコナ監督がベンチを出て投手交代、降板となった 

投球数は69球

この後、リリーフ陣が打たれこの回計6失点