ヤンキース田中将大投手(26)が2本塁打を浴びて5敗目(8勝)を喫した。防御率は3・79。

 2発にやられた。初回1死からドナルドソンに初球真ん中94マイル(約151キロ)フォーシームを中堅にあるヤ軍ブルペンに運ばれた。

 4回、そのドナルドソンを3球三振に仕留めた直後、バティスタにカウント1-0から投じた2球目真ん中91マイル(約146キロ)ツーシームは、左翼2階席に当たる特大弾に。だが、その2本塁打を除けば、スプリットとスライダーなど変化球中心の投球で、6回を3安打5奪三振無四球2失点(自責2)と試合を作った。

 バティスタのソロ弾から8者連続凡退としたが、6回を投げ終えたところで80球で降板。ジラルディ監督は「よく投げていた。久しぶりの中4日だったし、今後重要な存在になる投手なので(80球で)降板させた」と説明した。

 田中は「非常に大事な試合だったけど、点を取られてしまっては(勝利が)難しいところもあったと思う。点を取られなければ負けないので、取られた僕の責任。(2本塁打は)コントロールミスした球をホームランにされている」と振り返った。

 チームは3連敗で、2位ブルージェイズに1・5ゲーム差まで追い上げられた。