ジャイアンツ青木宣親外野手(33)が今季5号となる先頭打者アーチで勝利に貢献した。4打数1安打1打点で、打率は2割9分6厘。

 2点を先制されたチームに、先頭打者アーチで弾みをつけた。カ軍先発ヘンドリクスの2球目内角高めシンカーを振り抜くと、打球は右翼席後方へ飛び込んだ。チームはこの回に同点に追いつくと6回に2点を勝ち越し、連敗を「3」で止めた。

 7回守備1死一塁の場面で、代打ラステラが左翼に放ったライナー性の打球をランニングキャッチしようとしたが後方へ逸らし、二塁まで進む失策を記録。中継ぎの奮闘で失点は免れたが、青木は169試合ぶりの失策を記録し、8回守備から投手交代に伴ってベンチへ退いた。

 青木は「(本塁打は)うまく抜けてくれたし、なんかすごく感触のいい打席でした。(失策は)ちょっとライトが入ってしまった。大事な場面だったんで、これが点数に結びつかなければいいなと思っていた。本当にリリーフ陣があそこで踏ん張って抑えてよかったです」と話した。