ジャイアンツ青木宣親外野手(33)が今季2本目の初回先頭打者アーチで、チームの連敗ストップに貢献した。

 2点を先制されて迎えた裏の攻撃。カブス先発ヘンドリックスの内角シンカーを右翼席へ運んだ。場外の湾に飛び込むスプラッシュヒットまでわずかに足りなかったが、打った瞬間に本塁打と分かる会心の一撃。「最高に気持ちよかったですね。流れを食い止めるような1本だったかな」と笑顔がはじけた。決勝打を放った4番ポージーも「ノリ(青木)の1発が大きかった。雰囲気が変わった」と話した。(サンフランシスコ=佐藤直子通信員)

 ▼青木が5月3日エンゼルス戦以来、大リーグ4本目の先頭打者本塁打。日本人大リーガーの先頭打者本塁打4本は<1>イチロー37本<2>松井稼9本に次ぎ岩村と福留に並んだ。