ブルージェイズがロイヤルズを下し、対戦成績を1勝2敗とした。本拠地に舞台を移し、自慢の打線が11安打11得点とつながった。ギボンズ監督は「これがうちの姿だ」と誇らしげに胸を張った。

 第2戦でまずい守備から逆転負けのきっかけをつくった二塁手の9番ゴーインズが奮起した。1点を追う2回2死二、三塁。9球目粘って左前に逆転の2点適時打を放った。5回には1発を放り込み「過去は振り返らずに、勝つことだけに集中した」。レギュラーシーズンで定位置を争った川崎宗則内野手(34)もベンチでガッツポーズを繰り出して喜んだ。

 不振だった遊撃手トロウィツキーも3ランを含む2安打と躍動した。負ければ後がない状況で、二遊間コンビを中心に踏みとどまった。トロウィツキーは「明日の試合はもっと大事だ」と力強く言った。