レッドソックスが13日、昨季まで4年連続ナ・リーグセーブ王の剛腕守護神を獲得し、上原浩治投手(40)はセットアッパーに「配置転換」となって来季を迎えることになった。ドンブロウスキー編成本部長は、通算225セーブを記録する救援右腕クレイグ・キンブレル(27)をマイナー有望選手4人と交換でパドレスからトレード獲得したことを発表すると同時に、上原に8回を任せる方針を明かした。来季はキンブレルが9回、上原が8回、田沢純一投手(29)が7回を任される「勝利の方程式」で臨む。

 上原は、トレード発表前にファレル監督から連絡をもらったという。同監督には「僕のことは心配いらない」と話し、自身のツイッターには「どこで投げようが全力投球するだけ」とコメントして補強を歓迎した。13年途中から抑えに転向した上原は、今季は25セーブを記録したが8月に右手首を骨折。現在は来季に向けたリハビリに取り組んでいる。