ポスティングシステムを利用してのメジャー移籍を目指す広島前田健太投手(27)が26日、羽田空港に帰国した。ジャケット姿に眼鏡をかけたスタイルで現れた。前田は13日深夜に渡米し、約2週間ロサンゼルス近郊に滞在。ドジャース入りが秒読み段階となっていた。

 広島球団はこの日、広島市内の球団事務所で球団納めを行った。球団サイドに、前田からの連絡はないという。

 現地時間24日(日本時間25日)にはドジャースの本拠地ドジャースタジアムを訪問。クリスマスイブにドジャースタジアムを訪れたことを複数の米メディアも報じた。ドジャースの地元紙オレンジカウンティ・レジスターのプランケット記者は自身のツイッターで「マエダが球場を訪問したと、日本で報道があった」と速報。NBCスポーツ電子版も球場訪問に触れ「マエダ獲得はプラスになる」と伝えた。

 ポスティングシステムで定められている30日間の交渉期間は、日本時間の16年1月9日午前7時まで。早穂夫人(30)ら家族同伴での住環境などもチェックしたとみられ、「ドジャース前田」誕生の瞬間は刻一刻と近づいている。