ドジャースは7日(日本時間8日)、広島からポスティングシステムでの大リーグ移籍を目指していた前田健太投手(27)と8年契約を結んだと発表した。

 会見に同席したアンドリュー・フリードマン編成部門取締役(39)が、変則契約の内容について大筋で認めた。年俸を抑え、高額のインセンティブをつけた点について「とてもユニークな状況」とし、「お互いにリスクをシェアするということ」と説明した。「どんな投手にもリスクはある。何も起こってほしくはないが、もし起こってしまったら、しっかりトレーニングして以前より強くなって戻ればいい」と、故障を想定している姿勢も否定しなかった。その一方で「全球種を制球できるし、フィールディングが良く、走者をクギ付けにし、さらに打てる」と、前田の資質の高さを評価していた。