ドジャース前田健太投手(28)が、5回6安打3失点4奪三振4四球(1敬遠)と苦しみながらも、打線の援護もあり、5連勝で今季13勝目(7敗)を挙げた。

 2回まで無失点と順調に滑り出した前田は、2点リードの3回表、3安打などで同点に追い付かれた。

 3-2と勝ち越して迎えた5回表には、上位打線に連打を浴びて再び同点。それでも、なお2死二、三塁のピンチを空振り三振で切り抜け、勝ち越し点は許さなかった。

 直後の5回裏、ドジャースが2点を勝ち越し、前田は勝利投手の権利を得て交代した。

 球数は103球。 防御率は3・33。

 試合は、ドジャースがジャイアンツを突き放して首位攻防戦の初戦に先勝。

 試合後の前田は「コントロールが決まらず、苦しくなった。味方に助けられることが多く、評価できる内容ではなかったが、チームが勝てたことが1番です」と、冷静に話した。

 首位ドジャースと2位ジャイアンツとのゲーム差は「2」と広がった。