レッドソックスは4日、ボストン市内の本拠地球場フェンウェイパークで日本のアマチュア球界を代表する本格派右腕、田沢純一投手(22=新日本石油ENEOS)の入団を発表した。大リーグでのベンチ入りが可能となるメジャー契約で期間は3年。米メディアによると、契約総額は330万ドル(約3億1350万円)。

 アマ野球のトップクラスの選手が、日本のプロ野球を経ずに大リーグとメジャー契約を結んだのは初めて。レッドソックスはヤンキースと並ぶ人気球団で松坂大輔、岡島秀樹の両投手が所属している。

 田沢投手は入団会見で「最初から評価してもらえたので、レッドソックスに決めた。素直に、高いレベルに挑戦したかった」と語った。

 田沢投手は神奈川県の横浜商大高出身。150キロを超える直球を武器に、ことし夏の都市対抗大会優勝に貢献した。9月に大リーグ挑戦を表明。具体的な条件を提示した4球団のうちから、交渉相手をレッドソックスに絞っていた。