ドジャースのラミレス外野手の薬物規定違反について、全国紙のUSAトゥデーなど各紙は8日付の紙面で、球界を代表する強打者にまたも薬物使用が発覚した衝撃や問題の根深さなどを報じた。

 ロサンゼルス・タイムズ紙は1面で、3月の残留会見での第一声「アイム・バック(戻ってきたぞ)」が「アイム・ゴーン(あばよ)」に変わったとの見出しを付け、7日夕方に球場の売店からラミレスのグッズが一斉に回収されるなどの騒ぎを報じた。大リーグ機構が違反の詳細を明かさない不透明さ、独自の罰則規定を緩いと批判する意見もあると指摘した。

 ニューヨーク・デーリーニューズ紙はラミレスが記載されたオールスター戦(7月14日)のファン投票用紙を回収や再発行はしないとする機構担当者の談話を掲載。出場停止は7月3日に解けるため、オールスター出場の可能性は残ると報じた。