<オープン戦:カブス4-1レンジャーズ>◇16日(日本時間17日)◇米アリゾナ州メサ

 カブス福留孝介外野手(32)は1回の第1打席は「少しスイングが長すぎた」と空振りの三振。そこで3回の第2打席では、「コンパクトに振ろう」と気持ちを入れ替え、外角の速球を流し打ち、左翼線への二塁打にした。

 試合前の室内練習場で、中日時代の打撃コーチ、佐々木恭介氏の指導で30分近く打ち込んだ。試合では「自分の形で打ちにいく」と思い切りバットを振り続け、重心を下げた新しい打撃フォームも完成しつつある。

 この日はピネラ監督が打順「2番」固定を明言したが、福留は「何番だろうが、自分の打撃をするだけ」と気にしない。17日はキャンプ中唯一の休みで、「ここまではけがもしていないし、体調もいい。明日はゆっくり休みます」。若手選手のマイナー降格が相次ぐ中、「これから人数も少なくなるし、自分のやることが多くなる」と気持ちを引き締めていた。