<ブレーブス5-2パイレーツ>◇30日(日本時間31日)◇ターナーフィールド

 ブレーブス川上憲伸投手(34)が、またもや勝利を逃した。今季10試合目の先発となったパイレーツ戦で、6回2/3を4安打2四球2奪三振で2失点(自責点2)だった。勝利はそこまで迫っていた。2点リードで迎えた7回。先頭ジョーンズがカウント2-1から低めフォークを空振り。球審は一旦空振り三振と判定したものの、三塁塁審の指摘によりファウルチップに変更。結局、ジョーンズを四球で歩かせると、次打者クレメントに外角低め速球を右中間へ同点2ランとされた。その後、2死を奪い、93球投げたところで降板した。勝敗はつかず、防御率は4・66となった。

 フォーシームとスライダーを巧みに織り交ぜた好投で5回まで三塁を踏ませなかっただけに、魔の7回が悔やまれる結果となった。「本当に野球は(勝負の行方が)分からないんで。チームが勝つために、できることをやるしかないですね」と複雑な表情を浮かべた。