パイレーツ岩村明憲内野手(31)が16日(日本時間17日)、メジャー40人枠から外された。この日、パ軍は08年ドラフト1巡目(全体2位)のペドロ・アルバレス三塁手(23)をメジャー昇格させたため、ベンチ入り枠を空ける必要があり、ハンティントンGMが決断した。岩村は今季54試合に出場し、打率1割8分2厘、2本塁打、9打点。

 同GMによると今後、10日間の間に、まずトレードが模索されるという。「名乗りを上げる球団がなければ、アキを3Aインディアナポリスに合流させることができる。アキにとって毎日プレーすることが重要で、打撃の調子や、俊敏性も大リーグレベルに戻ってくるだろう。そうすれば球団、アキ双方にとってベストだ」と説明した。

 この日、すぐさまロッカーを整理してPNCパークを後にした岩村は「こういう結果を招いてしまったのは、自分のせいでもある。仕方がない。ただ、このチームでの自分には先が見づらい。ちょっと考えたいかなという感じではある」と話した。