ドジャースからフリーエージェント(FA)となった黒田博樹投手(36)がヤンキースと1年契約で合意したことが13日、関係者の話で分かった。年俸は1100万ドル(約8億3000万円)とみられる。

 黒田は4年目の昨季、32試合に登板し、いずれも自己ベストの202投球回、13勝(16敗)、防御率3・07と活躍した。しかし年俸が1200万ドルと高額で、経営が悪化したドジャースの構想から外れていた。

 黒田にはレッドソックス、ロッキーズ、ダイヤモンドバックスなどが条件提示していた。黒田はより高いレベルでの挑戦を求め、ワールドシリーズ27度優勝の名門ヤンキース入りを決断した。ヤンキースではエース左腕サバシアに続く先発の中心として期待される。

 黒田は4年間で通算115試合に登板し、41勝46敗、防御率3・45。