アスレチックスからフリーエージェント(FA)となり、所属が決まらないままシーズンを迎えた松井秀喜外野手(37)がレイズとマイナー契約で合意間近と、複数の米メディアが23日(日本時間24日)に報じた。入団が決まれば、傘下3Aなどで調整し、昇格が検討されることになりそうだ。

 レイズはヤンキース、レッドソックス、オリオールズ、ブルージェイズと同じア・リーグ東地区に所属。08年にリーグ初優勝して以来、ここ4年間で08年、10年と地区優勝が2度、昨季はワイルドカードでプレーオフ進出と、実力をつけている。

 今季は22日(同23日)まで9勝7敗で、首位ヤンキースと0・5ゲーム差。チーム打率2割4分8厘はリーグ9位。指名打者は主に左打者のルーク・スコットが務め、12試合で打率2割7分5厘、3本塁打、14打点を挙げているが、左投手が苦手。チームには昨季まで、ジョニー・デーモン(インディアンス)が所属していた。

 2月に渡米した松井はニューヨークを拠点に、個人で練習を続けていた。昨季の成績は141試合で、打率2割5分1厘、12本塁打、72打点。メジャー9シーズンの通算成績は打率2割8分5厘、173本塁打、753打点を記録している。