<ヤンキース10-3レッドソックス>◇27日(日本時間28日)◇ヤンキースタジアム

 ヤンキース・イチロー外野手(38)が「8番右翼」で先発し、本拠地デビューを果たした。地元ファンのスタンディングオベーションに迎えられた2回の第1打席は中飛に倒れた。1点リードの4回1死走者なしで迎えた第2打席には、初球速球を右前へ運び、本拠地での初安打を記録。次打者マーチンの2点本塁打で生還した。第3打席は左飛、第4打席は一ゴロだった。4打数1安打2得点で打率は2割6分1厘。

 イチローは「興奮しましたね。(スタンディングオベーションは)ありがたいですけど、あまりやらないでって思ってた(笑い)。ここまでの流れはほんと、ほっぺたをつねりたくなるような感じ。これまで全部が敵だったのが全部味方。180度というか540度違う」と、終始笑顔を浮かべながら話した。

 試合は10-3でヤンキースが大勝した。