<レンジャーズ9-3マリナーズ>◇14日(日本時間15日)◇レンジャーズボールパーク

 レンジャーズのダルビッシュ有投手(26)が7回を2安打1失点と好投し、今季15勝目(9敗)をマークした。防御率は4・02。

 カットボールを軸に投球を組み立てたこの日。「真っ直ぐが走っていなかった」という中でも、中盤からカーブを有効に織り交ぜながら試合を作った。4回に先頭ソーンダースに12球粘られた末、四球を与えた。次打者の中越え二塁打で無死二、三塁とすると、1死を奪った後に、モンテロの中犠飛で1失点したが、最少失点で回を締めくくった。5回に先頭ペゲロから空振り三振を奪って、今季200奪三振を達成。小雨が降り続く中での登板となったが、7回を2安打9奪三振2四球で1失点(自責1)。日本人投手の1年目としては、07年のレッドソックス松坂大輔投手の最多勝利数に並ぶ15勝を飾った。

 ダルビッシュは「相手を見てしっかり投げれている。いつでもストライクを取れる感じはあるので、すごく楽に勝負ができていると思います」と話した。

 試合は、8回にレ軍打線が打者一巡の猛攻を見せ、9-3で勝利した。