カブスは29日、故障者リスト(DL)入りしている藤川球児投手(32)が右肘の内側側副靱帯(じんたい)断裂のため、修復手術を受けると発表した。手術を受けた場合、通常は復帰まで1年以上かかるため今季の出場は絶望となった。藤川は「前向きにプレーした結果。初めての大きな故障だが、今より強い状態で帰ってきたい」と話した。

 藤川は4月に右前腕部の張りでDL入り。5月10日に一度は復帰したが、26日のレッズ戦で右腕の異常を訴えて降板。27日に再びDL入りした。

 阪神からフリーエージェント(FA)でカブス入りした藤川は、2年契約1年目の今季、12試合で1勝1敗2セーブ、防御率5・25。阪神では通算562試合に登板し、220セーブを挙げている。