アスレチックスが9日(日本時間10日)、明日10日(同11日)のタイガースとの地区シリーズ第5戦の先発を新人右腕ソニー・グレイ(23)にすると発表した。

 ローテーションの順番通りなら今季18勝を挙げエース格の働きをしたベテラン右腕コローンだったが、同投手は第1戦で立ち上がりに崩れ敗戦投手となっている。グレイは第2戦でタイガースのエース右腕バーランダーと投げ合い、バーランダーが7回無失点ならグレイも8回無失点と互角に渡り合った。第5戦でもバーランダーと投げ合うことになる。

 メルビン監督は「ソニーとバートロ(コローン)どちらでも素晴らしい選択になるが、今回はソニーにした。我々球団フロントには優秀な人々がそろっており、彼らと一緒にあらゆる視点から検討した結果、第2戦のソニーの好投が決め手となった」と話した。

 グレイは11年ドラフト1巡目で入団、今季メジャーに昇格し、12試合で5勝3敗、防御率2・67。10年の世界大学野球選手権で日本ハムの斎藤佑樹(当時早大)と投げ合ったこともある。