今季の米大リーグが本格的に始まった3月31日(日本時間1日)、適用範囲が大幅に拡大されたビデオ判定が各地で利用され、ブレーブスのゴンザレス監督がミルウォーキーでのブルワーズ戦で映像での審議を求める「チャレンジ」の権利を行使し、初めて判定が覆るケースとなった。AP通信が報じた。

 6回、ブルワーズ主砲のブラウンが三塁へのゴロを放ち、一塁に駆け込んだ際はセーフと判定された。ゴンザレス監督の要求を受けた審判員が映像で対象プレーを確認するニューヨークと連絡を取った後、送球が早かったとしてアウトに変わった。ブラウンは「アウトだと察しがついた。正しく判定することはいいことだ」と語った。

 初めて権利を使ったのはカブスのレンテリア監督で、ピッツバーグで行われたパイレーツ戦の5回無死一、二塁でバントしたサマージャが一塁でアウトと判定された。ビデオで確認した後も判定は変わらなかった。