<レッドソックス7-4レイズ>◇29日(日本時間30日)◇フェンウェイパーク

 レッドソックスは5点リードで9回を迎えたため、上原浩治投手の出番はないと思われた。ところがマウンドに上がった2番手のムヒカが乱調で、7-4と追い上げを許す。なおも2死二塁で、クローザーの上原に頼らざるを得なくなった。

 打席にはレイズの主力、1番のゾブリスト。39歳の右腕はいつものようにストライクを先行させ、強打者を3球三振に仕留めた。投じたのは全て速球だ。

 前回登板した26日のブルージェイズ戦で本塁打王2度のバティスタに1発を浴び、9試合目で今季初失点を喫していた。この日は出番が予想しづらく、得点圏に走者がいる展開だったが、上原らしいテンポのある投球で見事に締めた。

 上原は「(肩を8回に)1度つくっていたので、すんなりと入れた。3点差で1アウトということもあり、気持ち的にそんなにしんどいというのはなかった」。