<ブルージェイズ4-3ヤンキース>◇8月31日(日本時間1日)◇ロジャーズセンター

 ブルージェイズ川崎宗則内野手(33)がヤンキース戦に「9番二塁」で出場し、決勝の適時右前打を放った。

 同点の7回2死二塁で、剛腕ベタンセスの156キロストレートをとらえた打球が一、二塁間を抜いた。三塁走者がホームインする間に二塁まで進塁し、ベースに立つ川崎に、4万5000人を超える大観衆から歓声とスタンディングオベーションが起こった。

 3回の無死一塁では一直に倒れたものの、一塁線を抜くかと思われた強烈な当たりを放ち、守備では1回無死一塁で6-4-3の華麗なダブルブレーを決めた。6回の先頭は一ゴロに倒れ、3打数1安打1打点で8回の守備から退いた。

 川崎は「緊張して、もう何も覚えてないです。どの球を打ったか。アイ・ドント・リメンバー」と日本語と英語を交えて話した。