<ア・リーグ優勝決定シリーズ:オリオールズ4-6ロイヤルズ>◇第2戦◇11日(日本時間12日)◇オリオールパーク

 ロイヤルズが6-4でオリオールズを破り、破竹のプレーオフ6連勝を決めた。

 この日も先制したのはロイヤルズだった。1回1死から「2番右翼」で先発した青木宣親外野手(32)が左前打で出塁すると、続くケーンの右二塁打で1死二、三塁の好機。ここで4番ホスマーが放った左翼への浅い飛球が安打となる間に走者2人が生還した。

 ここからは再び一進一退の攻防となる。2回にオリオールズが1点を返すと、3回にロ軍が1点を追加。その直後にオ軍がジョーンズの2ランで同点とすると、今度はロ軍がムスタカスのソロで再びリードする。5回にオ軍がまたもや同点とすると、試合はしばらく4-4の均衡を保ったままとなった。

 また延長戦になるかと思った9回表にロ軍が動いた。先頭インファンテが内野安打で出塁すると、送りバントと二塁打で1点の勝ち越しに成功。相手失策で1死一、三塁となったところで、ケーンの左前打で勝利を確実にする追加点を挙げた。

 最後は守護神ホランドが締めくくり、敵地での2連勝に成功した。

 青木は3回の第2打席に安打性の打球を中前に飛ばしたがジョーンズの好守に阻まれ、5回の第3打席にも投手脇を抜けそうな打球をオ軍先発ノリスにうまく捕球されてアウトとなった。7回の第4打席で四球を選んで出塁したところで、代走ダイソンを送られてベンチへ下がった。

 青木は「本当にうちの流れで試合ができていると思うし、行きそうでもなかなか向こうに流れが行かないって状況が続いている。何も変えることなく、この感じでずっと戦っていければと思います」と話した。