阪神から海外フリーエージェント(FA)権を行使した鳥谷敬内野手の代理人スコット・ボラス氏は10日、ウインターミーティングが行われているサンディエゴで取材に応じ、大リーグの数球団と交渉していることを明らかにした。

 「主に二塁手として話をしている。三塁、遊撃も守れるので、内野が補強ポイントの球団に興味を持たれている」と現状を説明した。

 このオフにFAになった二遊間の選手ではドルー(前ヤンキース)、ローリー(前アスレチックス)らがいる。ボラス氏は「他選手の動向によって移籍市場は変わるが、トリ(鳥谷)は大リーグに適応しやすいタイプだ」とメジャー契約に自信を示した。

 鳥谷は阪神で10年連続全試合出場を果たし、通算成績は打率2割8分5厘、120本塁打、677打点。