ヤンキース松井秀喜外野手(34)が26日(日本時間27日)、左ひざ内視鏡手術後はじめて病院を訪れ、本格的なリハビリを開始した。22日に手術を受け、翌23日から自宅で軽い運動などを行っていたが、患部のストレッチを中心にリハビリを行った。その後、知人の運転するマイカーで帰宅した。

 昨年11月に右ひざの手術を受け、3月中旬に実戦復帰した。今回も内視鏡でひざ関節内の骨片を取り除くクリーニング手術は同じだ。「経過?

 今のところ、ほとんど昨年と一緒です。可動範囲は、まだ(手術で)腫れてますから、多少は狭いです」と、無精ひげをたくわえた松井には余裕があった。

 ボストン遠征中のナインが、宿敵レッドソックスに大勝し、首位レイズの初優勝が決定。ヤ軍の屈辱的な08年は終わった。ひと足先にシーズンを終えた松井の気持ちは、すでに来季に向いている。この日は報道陣に「土、日曜は休みですから、また週明けにどこかでお会いしましょう」と今後のスケジュールを説明し病院を後にした。(ニューヨーク=千葉修宏)