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松井が2戦連続13号で今季初4打点

4回裏ヤンキース1死一、二塁、右中間に13号3点本塁打を放つ松井
4回裏ヤンキース1死一、二塁、右中間に13号3点本塁打を放つ松井

<ヤンキース10-8ブルージェイズ>◇5日(日本時間6日)◇ヤンキースタジアム

 【ニューヨーク=大塚仁】ゴジラの好きな夏がやってきた。ヤンキース松井秀喜外野手(35)がブルージェイズ戦で2試合連続の13号3ランを放つなど、今季初の4打点で逆転勝利に導いた。好調さを買われての5番昇格に一発回答。7月に入って4戦3発、打率5割とハイペースだ。今季は左ひざ、右太もも痛など下半身の不調から好調が長続きしなかったが、得意な夏を迎え波に乗ってきた。

 体をグッと沈ませた。4点を追う4回1死一、二塁。松井は外角低めのスライダーに食らいつき、滞空時間の長い打球で右中間席へ13号3ランを運んだ。甘い球ではなかったが、下半身の粘りで打った。「(本塁打は)3打席目だったので、ある程度球筋は把握できていた。そんなに厳しいコースじゃなかった。泳がされているふうに見えるかもしれないけど、しっかり打てましたよ」と納得のひと振りだった。

 首脳陣の期待に応える活躍だった。5月22日以来の5番復帰。7月に入っての好調さは、ジラルディ監督も無視できなかった。「打順は上位の方がいい。いい場面で回る確率は高くなる」。代打出場が続いた6月が終了し、7月は出場4試合で打率5割、3本塁打と大暴れ。さらに打順が上がれば打席数も増える。打席を重ねるごとにリズムをつかむ松井のペースがようやく戻ってきた。メジャー通算500得点もクリア、節目の1日にもなった。

 1回1死満塁で迎えた1打席目は、初球を引っ張った一塁手へのゴロがエラーを誘った。ここで打点がつき、3ランと合わせ今季初(昨年6月12日以来)の4打点をマーク。5回には2死二塁から右前打したが、ポサダが本塁で憤死したため5打点目は消えた。メジャーで最も多く任された5番の打順で、かつて「RBIガイ(打点男)」と呼ばれた本領を発揮した。

 月間MVPを獲得した07年7月も、5日時点ではわずか2本塁打。それが早くも3本塁打だ。それでも再現を期待する声には「過去は振り返らないんだよ」と言い切った。07年はその後右ひざを痛め、結局オフに手術。だからこそ、今回は慎重にならなければいけなかった。ひざの状態については「悪くはない。特別良くもなってないけど」と素直な心境を口にする。あの時とは違う、とブレーキをかけるようになったこともまたひとつの成長だった。

 松井の3ランをきっかけに反撃ムードを強め、5回にはジーターが2ランを放って逆転勝ち。同地区のブルージェイズ相手に3連勝し、ここ11試合で10勝1敗とハイペースで勝ち星を量産。その勢いは松井のバットと比例している。

 [2009年7月7日8時0分 紙面から]


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