【フェニックス(米アリゾナ州)5日(日本時間6日)=四竈衛】レッドソックス松坂大輔投手(29)が約1カ月のアリゾナ自主トレを打ち上げた。

 身長が伸びたかと錯覚させるほど、体は引き締まっていた。1月5日以来、全米のトップ選手が集まるスポーツ施設でトレーニングを実施。「長かったですが、充実した1カ月間でした。ある程度追い込んでやれたと思います」。昨年12月の第1次自主トレに続き、年明けの第2次でも体幹や股(こ)関節のトレーニングを徹底して反復した。体重は1カ月前から2キロ減でベストの90キロ。最終日の計測結果こそ出ていないが、体脂肪率は18%から約2%減少したようで、理想に近い体が完成した。

 阿部勝彦コンディショニング担当が「フィジカル的には万全です」と言えば、2月から合流したレ軍の船津貢トレーナーも「ふくらはぎの形などが変わった」と驚きを隠せなかった。

 ボストンの自宅に戻ってから10日にはフロリダ州フォートマイヤーズへ移動。バッテリー集合日(20日)の10日前にキャンプ地入りする。「あとは投げることだけに集中すればいい。今年のためだけでなく、5年、10年と長くやるための土台になればいいですね」と、キャンプインが待ち遠しそうだった。