禁止薬物の使用を否定し偽証罪の容疑をかけられるロジャー・クレメンス氏(47=元ヤンキース)が3月31日、元愛人の爆弾証言で窮地に追い込まれた。FOX局電子版がこの日、同投手と10年間に及ぶ不倫関係を明かしたカントリー歌手ミンディ・マクレディ(34)がAVに出演し、作品中で「彼はED(勃起=ぼっき=障害)だった」と話していると報じた。

 クレメンスが使用を疑われるステロイド(筋肉増強剤)は、体内に入れると副作用としてEDを引き起こすことがある。連邦捜査当局はこの証言内容に関心を示し、参考人としてマクレディの聴取を検討している。ただマクレディも8年ぶりにニューアルバムをリリースしたことで心変わりしたのか、AVの発売を止めるよう求めている。同氏を取り巻く環境が厳しくなったことは確かで、弁護士ハーディン氏は地元紙の取材に、「その可能性は常にあると思っている」と起訴を覚悟しているとした。